冒険あそび場

自分の責任で自由に遊び、子どもが生きる力を育む

子どもたちは、遊びを通して心や体を育て、様々なことを学んでいきます。冒険あそび場は、西淀川区内の公園で、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、本来の「あそび」を子どもたちに提供する場です。大人が見守る中で、「火(ひ)・水(みず)・木(き)・金(かなづち)・土(つち)」を自由に使って、遊ぶことができます。幼い子どもでも、パン生地を丸めてパンを焼いたり、のこぎりを片手に木を切ったりします。どろんこになっても、びしょぬれでも、周りの大人は子どもたちが思う存分遊び終わるまで、見守ります。時には、お父さんやお母さんのほうが夢中になって遊んでいることも…。みんなが楽しみ、笑顔があふれるあそび場、それが「冒険あそび場」なのです。

現在では、気候の良い「春」・「夏」・「冬」年3回の「冒険あそび場」、そのほかの月は「ミニあそび場」として、子どもたちに自由なあそび場を提供しています。会場は、「冒険あそび場」「ミニあそび場」ともに西淀川区内の公園などで毎回変わります。子どもから大人まで、みんなで遊びましょう!

にこネットと冒険あそび場

1943年にデンマークで冒険あそび場が誕生し、1950~70年代を中心に、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアにも広がっていきました。現在、ヨーロッパ全体で1,000カ所程度の冒険あそび場があります。日本では1970年代半ばに全国で草の根的に広がり、1990年代後半からは飛躍的に活動団体が増えています。にこネットは、2007年12月に西淀川区内で初めての「冒険あそび場」の実施主体となって以来、「冒険あそび場」のイベント開催を続けています。

  • 子どもを自由に遊ばせたいけれど、「それ、アカン!」「これは今度なー!」などと言ってしまう現実。でも、冒険あそび場なら、スタッフさんや他の参加者さんも居て下さるおかげで、親も心強く、安心して自由に思いっきり遊ばせる事ができます。やはり子どもがのびのびと自由に遊ぶ姿は、とてもいきいきとして、素敵ですね。
  • 小学校中学年まで子供が成長すると、昔の様に一緒に遊ぶ機会がなかなかないのですが、冒険あそび場では一緒にパンを作ったり、縄跳びをしたり、時には子供よりむしろ親の方がはしゃいでしまったり…と、子供と一緒に遊べるいい機会を与えていただいて、本当に感謝しています。
  • 授乳場所やおむつを替える場所も確保してくれているのでいつも安心して参加させていただいています。
  • 子どもの病気や家族の用事などで、不参加の時もありましたが、初めて「冒険あそび場」が開かれた2007年12月以来、現在も我が家の行事のように継続して参加させていただいています。
  • 地域のいろいろな方が来ているので、普段接することのない方も含め、交流する事が出来るのも魅力です。もっといろんな方に来てもらえたらなぁ。
  • 家で金づちや鋸を使ったり教えたりするのはなかなか難しいので、ギコギコトントンでいろんな工具が使えたり、教えてもらったりする場があるのはとてもありがたいです。
  • 息子は「ギコギコ・トントン」で自由に創作できるのが好きなようで、黙々といつも何かを作っています。娘は、お絵かきや塗り絵が気に入っていて、スタッフの方に声をかけてもらえるのが嬉しいようです。冒険あそび場では、子どもたちがそれぞれ好きなことを自由にできるのがいいですね。
  • 「ギコギコ・トントンいつあるの?」ってふいに聞いてくるぐらい、息子は楽しみにしています。実は私も、木やどんぐりでネックレスを作ったりしてひそかに楽しんでいます。
  • パン作りでは親子で「これぐらいの固さかな?」などと話しながら楽しく作っています。出来上がりのパンを野外で食べるのは最高です!

  • 図工で金づちやのこぎりを使ったとき、クラスのみんなはうまく使えなくてあたふたしている中で、私だけサラッと使えたよ。いつも「ギコギコ・トントン」教えてもらっているアドバイスを友達にもしたら、先生にとてもほめられたよ!冒険あそび場に行ってて良かった!